モデル FiiO K9 Pro RTD DAC搭載 ヘッドフォンアンプ

2021年発売。FiiOの数量限定で販売されたリミテッドモデル、フラグシップDAC・ヘッドホンアンプです。旭化成のフラグシップDACチップ「AK4499EQ」を搭載。このDACチップは曰く付きで、K9 LTDが発売される直前に旭化成の製造工場が火災でほとんど供給ができず、もう開発が終わった頃であろうK9 Proは大きく影響を受け、まともに生産できず限定モデルとして極少数が出荷された…という経緯があります。昨今の半導体不足の遠因になったとも言われるこの火災ですが、国産ICチップメーカーの逆襲に期待したいですね。 ということで、大変希少なヘッドホンアンプになります。現行型はK9 Pro ESSこちらは急遽ESSチップに仕立て直した影響か顕著なコスト高が見えます。K9 AKMは上記の火災の影響から仕入れ価格値切ったんだろうな・・・と邪推するほど安いですが、DACチップ自体は改良型で数値上のスペックは微増してますがProが付かない廉価機であるという域は出られず選べるんならK9 Pro LTDが至高なのではないかなと思います。 音質は解像が高いFiiOらしいサウンドです。ただ、AKM DACチップらしいボーカルの美しさなど鋭さだけではない聴きやすさがあります。FiiOらしい音を期待している方の期待を裏切ることはなく、プラスアルファのリスニング体験が発見できます。本格的なDTMからピュアオーディオまで対応、低音の量感も十分で映画鑑賞も十分楽しめると感じました。アクティブスピーカーを接続してプリアンプとしても使用可能です。 状態は良好で動作・音質に問題は見られません、製造時についたと思われる塗装のムラ（水滴のようなポツポツ）が見られます。そのほか目立ったスレキズなく綺麗な状態を保っているかと思います。 入力　USB-B、USB-C、光デジタル、同軸デジタル、Bluetooth 出力　XLRバランス、RCAアンバランス ヘッドホン出力　XLR4バランス、4.4mmバランス、6.3mmアンバランス 付属品：元箱、BTアンテナ、電源ケーブル おまけ：USB-B to Cケーブル（社外）、USB-A to C変換、XLRケーブル2個 （おまけはお値引きない場合添付します）